早く寝すぎるのはどうかと思う
身体がほんとうにどれだけの眠りを必要とするかについて正しい理解をしていないことから、ある種の不眠症が生じます。
これはとくに、実際眠れる時間よりもずっと長く眠ろう、と努める人に当てはまるものです。
早々とフランスベッドに入り遅く起床するのは老人によくみられるパターンで、とりわけひとり暮らしをしていたり時間が思うままになるときにいちじるしいものです。
10時間寝床にいれば、毎夜2、3時問目が覚めたまま横になっていたって驚くにはあたりません。
日中2時間の昼寝をすれば、事態はもっと悪くなりましょう。
昼寝は実質的に夜の入眠時間を遅らせることがあります。
日中に眠る機会があると効果てきめんですから、夜寝床にいなければならない患者は、ここでまた独特の問題を背負い込んだわけです。
この人たちがなかなか「夜の熟睡」を得られないのは、たぶん睡眠調節機構のはたらきが悪いせいではないでしょう。
たいへんよく機能しているせいだと考えるのが当を得ているはずです。